年式が古い車でも買い取るケース
インターネットや店舗の看板などで、「どんなクルマでも買います」といった内容のキャッチコピーを時折見かけます。
しかし、絶対に買ってくれる場合ばかりではなく、年式が古く、なおかつ卸売流通価格が極端に低い車種の場合には、買い取ってもらえない場合もあるようです。
一方で、日本国内での流通が難しい車の場合であっても、海外から根強い引き合いがある車もあり、年式が古くても思わぬ高額で取引されている車もあります。
しかし、そういった条件に当てはまらない車の場合、買取は断られてしまう運命にあるのでしょうか。実は、そうとは限りません。ちゃんと買い取ってもらえる場合もあります。
特別に引き合いの強い車の可能性
車種によっては、古い年式の車が骨董品的価値や、プレミア価値となっている場合があります。
1960年代や70年代以前の車は言うに及ばず、80年代や90年代の車であっても、国内市場からその年代の中古車がどんどん減少する一方、国内外でマニア層による根強い人気を持ち、引っ張りだこという車もあります。
たとえば、トヨタのハイエース、ランドクルーザーは海外からの引き合いが非常に強く、かなり古くても数十万円以上の値がつくこともあります。
また、スカイラインGT-Rなどのスポーツカーは、他の車種であればゼロ査定となるような古い年式の場合であっても、ある程度の値がつく傾向にあります。
どんどん買い取ることをモットーとしている業者
業者の中には、キャッチコピーに偽りなく、「どんなクルマでも買い取る」ことをモットーとしている業者もあるようです。
一部に損を出す車があることも織り込んだ上で、どんな車であってもどんどん買い取ることは、ユーザーに対する大きな宣伝効果を生みます。また、この取り組みを実践すれば、結果的に、年間買取台数の確保という、買取業者のパワーを見る上での大きな武器ともなります。
そういった業者の中には、買い取った車を卸売流通させるのではなく、提携している解体業者に屑鉄相場を考慮した料金で即座に買い取ってもらう場合もあるようです。
買取価格は業者によってバラバラ
このように、年式が古い車の買取は、断られる場合もあれば、きちんと買い取ってもらえる場合もあります。
どの業者の条件が有利なのかは、実際に査定を受けてみないことには分かりません。必ず、たくさんの買取業者から査定を受けるようにしましょう。
そうすることで、業者ごとの対応の差をしっかりと把握することができますし、有利な条件を出してくれる業者に巡り合える可能性が高まります。